日本電気(NEC)は、小型の無人飛行機(UAV: Unmanned Aerial Vehicle)を活用した災害監視システムを開発し、販売を始めました。
無人飛行機は全長が約1.3m、主翼の端から端までの長さが1.9mです。およそ20分間の飛行が可能で、航続距離は10~30km程度。事前に設定した飛行経路を自動で飛行し、離陸も専用のランチャーで自動化、着陸はパラシュートを使うことで操縦操作が完全に不要となっています。可視カメラや赤外カメラなど、約500gの観測機器を搭載することができ、無線局の免許が不要な構成でも最大で2km程度離れたところから無線によるリアルタイム映像伝送が可能です。活用例として、人が近づけない場所の被災状況の調査や、港湾警備、浮標の保守作業などを提案しています。
価格は最小構成で2,000万円。NECでは、今後5年間に60システム以上の販売を見込んでいます。
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