三菱原子燃料(本社:茨城県東海村)は、2009年(平成21年)5月に発生した火災の原因と再発防止策を取りまとめ、原子力安全・保安院などに提出しました。
火災は5月14日、同社転換工場の転換試験設備を解体する作業中に発生しました。提出された報告書では、事故の直接の原因としてガス溶断作業の際の火気養生方法が不適切だったことと、ポリシートに対する防火養生を行っていなかったことを挙げ、社員や協力会社作業員の認識不足や火気使用、養生に関する基準が整備されていないことなどが根本的原因であるとしています。
三菱原子燃料では、高次などの際の火気使用に関するマニュアルとして「臨時火気使用手順」を作成したほか、マネージメントシステムの構築や教育、基準の充実などを進めることにしています。同社では、2008年(平成20年)10月と11月にも火災が起きていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿